ブロンズ認定インテグレーターのセレンディップ・テクノロジーズ様へ取材を行いました。

◆セレンディップ・テクノロジーズ株式会社について

セレンディップ・テクノロジーズ株式会社は、セレンディップ・グループのプロフェッショナル・ソリューションセグメントという、「人」を中心としたセグメントを担う1社です。親会社であるセレンディップ・ホールディングス株式会社は、モノづくり企業に特化した事業投資会社として、「経営の近代化」と「地方創生」を推進しています。セレンディップ・テクノロジーズは、セレンディップ・グループの中で、設計・開発のエンジニア派遣、ソフトウェア設計・開発・販売・保守をメイン事業する一方で、グループ内企業との連携を強め、グループ間シナジーに貢献しています。
そんな同社はコアスキルの1つとしてPythonを採用しており、様々な案件でもお客様からPythonの話をよく聞くようになってきています。また、今後の可能性を踏まえてPythonの活用を積極的に進めています。

◆企業情報

企業名:セレンディップ・テクノロジーズ株式会社
URL: https://www.serendip-tec.com/
住所:
本社
愛知県名古屋市中区錦一丁目5-11 名古屋伊藤忠ビル 3F
東京支社
東京都千代田区麹町三丁目5番地2 BUREX麹町5F

インタビュー:

ITソリューション部 課長 大山 健一 様
人材開発課 課長 国家資格キャリアコンサルタント 大野 順平 様
営業部 国家資格キャリアコンサルタント 林 哲郎 様
セレンディップ・ホールディングス株式会社 広報 川上 真帆 様

会社で力を入れているビジネスについて教えてください。

川上氏)セレンディップ・ホールディングスは、2023年1月に、株式会社アペックス(本社:東京都八王子市)という開発段階における試作受託・デザインを行う企業を子会社化しました。

このアペックスのナレッジ、グループ内で製造現場をもつ三井屋⼯業での実証実験、そしてセレンディップ・テクノロジーズのアプリケーション開発によって、「HiConnex」という製造現場DX支援ツールをグループ内で開発しました。こちらの製品は、実際に中堅・中小製造業のお客様に販売しています。グループ内でプロジェクトを完結することで、製造現場目線のツールが実現し、実際に導入したお客様から「こういうツールが欲しかった」と言ってもらえるソリューションを生み出すことができました。
この例のようにグループ連携で実現できるサービスやソリューションがセレンディップ・グループの強みで、力を入れています。

Pythonを使ったビジネスをご紹介ください。

林氏)例えば、お客様先での法人向けのポータルサイトの開発や運用保守、IoT関連サービスでPythonを使っています。様々な業界に対して、必要とされる技術提供をしているのですが、Pythonの需要は増えてきている状況です。
今後は、上記にてご紹介しましたHiConnexに集まったデータを基にして、分析機能をPythonで実装することで、より価値の高いサービスを作っていくことも検討していきたいです。

Pythonエンジニアの育成方法を教えてください。

大山氏)基本的には、エンジニアに対して推薦書籍や講習サイトを軸に学習を進めています。よく使われるDjangoなどのフレームワークやpandasやmatplotlibといったライブラリも一緒に学習し、なるべく実際のシステム開発に近い形の学びを行います。Pythonは現場のスキルとして求められていますので、学習を進め1ヶ月でPython基礎認定を合格するようにしてもらっています。この学びを通して、エンジニア同士での勉強会の実施なども行うことで全体的なスキル向上を目指します。
現在、私もPythonを使って業務アプリケーションを作っており、後進の育成にあたっております。
OJTでは業務内容を個々のレベルに合わせて噛み砕いて伝え、ユーザー目線の思想や業務理解を深めるための紐解きを行っており、「何で躓いているか」を具体的に見せることも意識しています。また、デバッグツール(Pycharm, Visual Studio Code)の使い方を通じてコード解析が出来るようなってもらうことにも注力しています。
現状当社では、エンジニアのPythonの学習は0から始めるというケースが多いです。ただ、多くは他の言語やプログラムの基礎がしっかりできている方ですのでPythonの学習に大きなハードルは発生していません。

今後の展開や、パートナー紹介コーナーを見ている人に一言。

林氏)経営の近代化にあたり、DXが推進されAI、機械学習、IoTではPythonの需要が増えていると思います。情勢の変化についていくためのフレキシブルな対応とスキルが求められるようになり、多くの課題が出てきています。
個々が最大限のパフォーマンスを発揮し5年後、10年後の価値創造の中心に立つ技術の担い手として活躍するために、エンジニアのリスキリングや越境学習などへの取り組みも皆様とも一緒に行っていきたいと考えております。その際にコアとなり得る技術の一つであるPythonというキーワドには積極的に関わっていきたいと思います。

大野氏)お客様向けの技術としても、HiConnexのようにグループ間で価値を作り出していく動きの中にもPythonはこれから重要な位置を占めてくると思っています。ますますPythonを活用してできることを増やしていきたいです。

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