こんにちは。Pythonエンジニア育成推進協会の吉政でございます。
Pythonが普及率・利用率1位になった背景
PythonはAIや機械学習、ビッグデータにデータ分析、各種自動化にWebにて中心的に利用されているプログラミング言語として認知度がかなり上がっています。そのようなこともあり、先日は某テレビ番組から出演依頼があり、Pythonの認知度が高まっていることを肌で感じています。そして、昨年末には普及率と利用頻度で1位になりました。AIや機械学習、ビッグデータにデータ分析、各種自動化にWebもそうですが、どれか一つをとっても大きな市場なので、それらの市場で中心的に使用されると、やはり、普及率でも利用率でも1位になるのはうなずけます。
これも肌感覚になりますが、IT系の会社や社内でデータ分析を進めている会社であれば、Pythonを使える人がいないというのはもうほとんどないように思えます。もし、社内でPythonができる人がいない、または少ないのであれば、AIやデータ分析は遅かれ早かれほとんどの会社で活用していくはずです。今からでも遅くはないので、人材育成をされるとよいと思います。
Python学習を始める前に、まず一読いただきたいこと
このコラムで何回か紹介していますが、Pythonの学習を始める前に、まずご一読いただきたいことがあります。それは、Pythonのお作法である「Pythonic(パイソニック)」と「PythonZen(パイソンゼン)」です。「Pythonic」はPythonの哲学をまとめた文章であり、「PythonZen」はイディオム集です。この二つを知らないとPythonを書けないというレベルのものではありません。また、暗記する必要もありません。しかし、Pythonを学ぶ上で、Pythonがどのような考えで作られた言語なのかを知っておくことは、その後の理解も効率的になっていくと思います。それ故に、学習を始める前にご一読をお願いしたいと考えています。
今年は去年以上にPythonを新人研修に採用された企業も多いと思います。新人研修でPythonを採用された場合は、研修の中で、「Pythonic」と「PythonZen」に触れていただくのが良いと思います。何事も本質を学ぶことは重要だと思うのです。もし、今年の新人研修で「Pythonic」と「PythonZen」に触れていないのであれば、目を通すだけでもよいので、「Pythonic」と「PythonZen」の原文を参考情報として回覧するのが良いと思いkます。そのうえで、当協会が無料で実施している、Pythonのお作法試験「PEP8 & PythonZen検定」を受けさせてみてください。すでに新人研修の後であれば、簡単に合格できそうではあります。Python研修のちょっとした復習として実施するのはいかがでしょうか?この試験ですが、お陰様で受験者数もあっという間に5千人に達しました。合格されると、認定証も発行されます。皆さんでWebを見ながらワイワイ回答するのでもよいと思っています。詳細は以下のページに記載があります。ご参考ください。「Pythonic」と「PythonZen」についても以下のページを参照ください。
https://pythonzen-pep8-exam.jp