◆合格者情報
所属会社: ITエンジニア 15年程度
業務経験はバックエンド中心で C, C++, java, SQL, Perl, シェルスクリプト, AWS 等
保持資格: Python基礎試験、応用情報、DBスペシャリスト、Oracle Bronze、 java Silver、AWS Developer(期限切れ)、 LPIC1(期限切れ)
お名前orニックネーム: すみす
合格された試験: Python 3 エンジニア認定実践試験
Q1:Python経歴年数とPythonに出会った際の第一印象についてお教えください。
初めてPythonに触ってからは5年半程度。業務での使用経験はほとんどなく、個人でプログラミングを数本書いた程度。
Pythonの第一印象は、それまで触れる機会の多かったC系、javaと比較して以下を感じた
・インデントによるコード構造化に対する混乱
・動的型付けの不安
・ライブラリインストールの簡易さと、ライブラリを含んだ環境移動への不安
・インタプリタによるコードスニペット実行の簡易さ
・インタプリタなのに期待以上の実行速度だったこと
・web周りのライブラリが充実していたこと
・web以外でも、特定の目的に対しては、特定、もしくは少数の「よく使われるライブラリ」がすぐに見つかることへの安心感
Q2:Pythonエンジニア認定試験を受けたきっかけと勉強方法についてお教えください。
2025年1月にPython基礎試験を受験、合格したが満足のいく結果ではなかった。復習も含めて学習を継続したいと考え、次の目標として実践試験を選んだ。そして基礎試験で学習が半端であったと感じていた為、実践試験では「Python Super Engineer」を目指し、得点は満点を目標とした。また、学習予定と学習時間記録をつけることにした。
基礎試験後しばらくは仕事の忙しさもあり、基礎試験範囲の復習を行っていた。
2025年6月13日より学習開始。同年9月6日受験
主教材「Python実践レシピ」を使用して、章単位で「読了後に実環境でコーディングして動作確認」を繰り返した。(計約76時間)
web上の模擬試験(無料のものだけ)を利用して曖昧な点をつぶしていった。この時には解答の正誤にはこだわらず、各問の各選択肢がなぜ正解・不正解なのかをすべて理解することを目指した。(計約43時間)
Q3:Pythonエンジニア認定試験を受けて満足していますでしょうか?
学習目標としてとてもやりがいのある内容であり、満足できた。
試験結果は 900/1000 でぎりぎり「Python Super Engineer」に届いたが、4問誤答があったのでもう少し深く理解しておきたかった。
Q4:会社からの受験補助や資格手当がありましたでしょうか?
合格時のみ受験費用の補填がある。
直接的な手当等が追加で得られる制度はないが、他の資格等を合わせて手当てにつながる一助にはなる。
Q5:Pythonエンジニアとして大事にしていることはなんですか?
洗練されたライブラリ群の能力を頭に入れておき、やりたいこと(実装で実現させたいこと)に対して必要なライブラリがすぐ浮かぶようにすること。
他の言語でも同様のことは必要だが、大抵の場合は数多くある選択肢から選ぶための技術の方が重要となる。対してPythonでは、特定の目的に対しては多くの場合少数のデファクトスタンダードが用意されている様に感じる。(自分がまだ知らないライブラリが数多くあるのかもしれないが、これまでの学習では本当に少数のライブラリで多くのことが可能だと感じている)
Q6:「Pythonic」について、一言お願いします。
Pythonというプログラミング言語で書いたコードが、そのまま思想になっている双方向性が面白いと感じる。
Pythonを設計する際の思想が予めあったはずだが、Pythonを使うだけでその思想がコードという形で見えるのが面白い。
Q7:Pythonエンジニアとしての今後の計画・夢・目標についてお教えください。
Pythonに触れる機会を途切れさせたくないので、データ分析試験の受験も視野に入れている。業務では既存Pythonコードに触れることは無いため、Pythonを活用する為に、既存処理の移設に合わせたPythonでの書き換えや、新規機能をPythonで書く提案をしてくつもり。データ分析の学習意欲向上としても、普段行っている株式投資の便利ツール作成をひとつの目標にしようと思っている。ツールの公開も面白いかもしれない。
また、Python認定試験だけでは GUI 分野は学べないと思われるので、そのあたりの学習も前記のツール作成の過程で学んでいきたい。